色、いろいろ - 色彩心理学からファッション、調査・分析、雑学まで、色の意味や分類・使われかたなど、色にまつわるいろいろなこと。

◆ 恋愛に効く色2 パステルと白


前回:恋愛に効く色1 ピンクと水色

前回は恋愛といえばピンクという話と、それゆえにピンクは使いづらい面もあるから何か別の色はないの?という話をしました。そしてそこで出てきたのがパステルカラーや水色でした。今回はそれの補足+αです。

 パステルカラーの注意点。


パステルカラーは原色よりも色が淡い分だけ、穏やかさや安らぎを感じさせる効果があると前回書きました。ただし淡ければ何でもいいというわけではありません。特に女性が身に着ける場合は男性が見るわけですが、男女の色の認識の違いも計算に入れる必要があります。

どういうこと?

一般的に女性の方が色に敏感です。淡い色の中に思いを込めて身に纏ってみても、男性の方はそれほど反応しない、ふーん、というつれないリアクションだったりということもあります。色に興味のない男性の場合だと、微妙な色の違いは「いつも似たような色」でくくられてしまいます。

特にパステル系の色は、穏やかで優しいゆえに、裏を返すと主張のない色なので、印象には残りにくいとも言えます。片思いで相手に自分を見て欲しい場合には、パステルカラーは地味すぎて効かないことも。

そういう場合はいっそ原色を着ていた方が、「あの娘、いつもカラフルな服着てるな」と認識してもらえるかもしれません。そこから「派手だな」に繋がると、「お金がかかりそうだ」に転じて敬遠されてしまうこともありますので、相手による見極めや、色の明度の注意も必要になりますが。

もうひとつ、これは特殊な例ですが、一般に男性の方が色覚異常の割合が多いということ。特に赤と緑の区別がつきにくいタイプが多いようですが、このパターンの方はパステルカラーが薄灰色に見えてしまう場合も多いようです。色合いの見え方も当然、人による差はあるようですが、これだとパステルピンクも効果なし。ロハス系なファッションに多い薄い緑も同様です。

実際に私の身近でも、女性の方は恋愛を意識して可憐な色を着ているつもりが、男性は「うちの彼女はいつもグレーの服ばかり」と認識していた例もあったよう。このタイプの方は赤系の色の感覚が弱い代わりに青系に繊細なので水色でしたらまだ認識しやすいようです。

 ではパステルから更に淡くなったはどう?


ドラマや漫画では白いワンピースを着たお嬢様も可憐な乙女や恋愛を予感させるイメージではありますが、実際の場合は、これも少し注意が必要です。

ワンピースくらいの広い面積であまりにも真っ白だと、かえってよそよそしさが出ます。巫女さんや花嫁の衣装が純白であるように、白は清潔であり潔癖の色なため、畏まってしまいます。つまり相手に威圧感を与えてしまうわけです。

続いて、ピンク同様にわざとらしく見える可能性もあります。「デートの場に白いワンピース」は、狙いすぎと男性にも引かれてしまう可能性もあり。上の畏まった場合とは違う威圧感というか、相手に対してのプレッシャーになってしまうと。

ですので恋愛の場で清潔感や清純さをアピールするために白を使うなら、さり気なく印象付ける、がポイントです。具体的にはシャツかスカートのどちらかにして面積を減らす、小花柄などデザインで和らげる、生成りやクリーム色など、優しいニュアンスの色に変える、などがいいでしょう。

 まとめ


結局は偏りすぎると相手を圧倒してしまうので、ほどほどに。バランスも重要ということになります。特に恋愛の場合は相手のいることですので、最後は相手にとってどう見えているかが大切になるのも事実です。今回は女性から男性に向けた例が多くなっていますが、男性から女性に向ける場合も同様です。

となると一般的なイメージに頼るばかりではなく、リサーチしたり相手の好みを見つけ出したりして、それにふさわしい色をさり気なく身に着ける、そんな戦略を立てるのが一番効果的かもしれません。

次回:恋愛に効く色3 大人の恋愛カラー





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